山陽新聞

陸海自在に! 水陸両用艇 岡山県沖の海ごみ調査で活躍 NZ製「両生類」の異名
3/2(土) 18:01配信


ボートに3つの車輪が付いた形の水陸両用艇。海と陸を自在に行き来する
 瀬戸内海で水陸両用艇が活躍―。岡山県沖の島々に漂着した海ごみ調査に、ニュージーランド製の水陸両用艇がお目見え。「両生類」の異名を持ち、海と陸を自在に行き来できるため、人が近づけない海岸へも上陸し、状況確認に力を発揮した。

倉敷沖3島海岸にごみ放置

 「シーレッグス」と名付けられたゴムボートのような形の船だ。前部に一つ、後部に二つのゴムタイヤの車輪がついている。全長7・1メートル、幅2・6メートルで8人乗り。海上では車輪を上げて高速艇並みのスピードで進み、陸が近づくと車輪を下ろして海岸にそのまま上陸できる。価格は2500万円程度という。

海上では上げていた車輪を下げて浜に上陸するシーレッグス
 調査は先月、愛媛県八幡浜市を拠点に海の環境保全を図る一般社団法人「E.Cオーシャンズ」が、倉敷市沖で行った。シーレッグスは、メンバーの柴田昌宏さんが経営する静岡県浜松市のマリーナ「ボートクラブカナル」からトラックに乗せて運んで来た。柴田さんによると、この型の船は日本で1隻しかないという。

 調査では、六口島(倉敷市)や櫃石島(坂出市)、手島(丸亀市)の周囲を巡り、ペットボトルや発泡スチロールといったプラスチック類の海ごみが大量に漂着している入り江などを確認した。

 漂着ごみが多いのは、木々に覆われた急斜面に面するなど陸からの道がなく、桟橋が備わっておらず海からも近づきにくい海岸だ。それでもシーレッグスは難なく到達できた。

 その機動性から、水害などでの救助に期待がかかる。実際、西日本豪雨の後に自治体の消防関係からの問い合わせがあるという。「瀬戸内海なら普段は観光用に利用し、災害時に備えるという使い方もできる」と柴田さんは指摘する


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